合格体験記(令和元年度後期)


T.H 埼玉県受験 

 造形表現32点、言語表現38点(3びきのやぎのがらがらどん)


 3回目の受験で残した科目は3科日でした。結果通知が届くのは11月23日以降、残された期間で如何に実技試験の準備をするかネット検索を利用して実技試験対策を練ってみました。

 造形は個人指導を誰かにお願いしないと到底今格ラインには届かない。しかし筆記試験結果を受け取ってからでは間に合わないと、筆記試験会場でもらったチラシの当スクールに伺いました。そこで説明を聞き、とにかく結果通知の見切り発車でしたが実技講習を開始しました。期間1ヵ月、1週間に1度のスクーリング4回で、この間出来るだけ多くの絵を描くということでした。先生からの直接指導のおかげで、最初のうちは1枚の絵を完成させるのに60分をはるかに超えておりました。が、1か月経過した時点で45分程度に短縮できるようになり、実技試験に臨みました。短期間で合格点まで導いて頂きました芳賀先生にお礼申し上げます。

 私には現在小さな孫が二人おります。自分の子供を育てている際には気が付きませんでした。けれど保育士試験を体験し、改めて保育実践能力(育児実践能力)の基礎素養としての造形表現、言語表現、音楽表現の各能力を磨くことは、保育士だけに限らず保護者・その他、養育者全員の必要十分条件であると再認識致しました。今後、音楽表現能力を含めて研讃を重ね、生活経験豊富な後期高齢者の役割として保育業務に取り組んで参りたいと思っております。


T.O 東京都受験 

 造形表現32点、音楽表現36点


造形:合同レッスン後、時間を切ってスピードアップする練習をやり、前日までに25種類の絵を描きました。初めの頃に工作している絵を描いていましたし、粘土細工のモチーフは前日、参考書を見ていました。

 人間の身体用、黄土色やグレーなどの背景用の色と、その他の主要な色を輪ゴムで東ねて分類し

ておいたので、分かりやすくて良かったです。保育士の、子どもを手助けしている様子が十分表現できませんでしたが、思い残すことないように練習したので晴れやかな気持ちです。

 先生方のご指導がなければ参考書や通信教育だけでは練習方法がわからなくて、とても合格できなかったと思います。

音楽:ピアノも歌も間違えずに落ち着いて出来ました。絵の練習は時間がかかるので、その合間に神経を集中させて音楽の練習をしました。

 楽譜を厚紙に貼っておいた方が良い、当日は寒さ対策にホッカイロを持って行くと良いというアドバイスはとても為になりました。造形と音楽の試験時間が5時間以上あったので、赤羽に行って昼食を済ませ、楽器屋さんに行って、図々しく弾き歌いの練習をさせてもらえたので良かったです。

 試験のとき、前の人の歌やピアノはあまり聞こえませんでしたが、右隣の部屋のピアノと歌がとても良く聞こえて、「子どもたちが喜びそうな可愛い声で歌えるんだなあ」と、感心していました。

 合同レッスンに参加して、他の人の歌や演奏を聞いたり、先生の色んなアドバイスがとても参考になりました。 


Y.M 東京都受験 

 造形表現34点、言語表現40点(ももたろう)


造形:私の絵は、子どもから見ると怖いと言われていました。

先生の言われる通り試験のポイントのみ気をつけて、顔を大きく、人の位置、少しづつ表情を変える事を注意しました。机の角度を失敗しましたが、時間がない為そのままで提出となりました。

 右も左もわからず、年を取って、なかなか上手に描けない私をゆっくり見守って合格に導いて頂き、有り難うございました。

言語:物語を3分にまとめるお手伝いをして頂き、常に同じように話すことが出来ない私に、その時の状態で、あせらず落ち着いて話す様教えて頂き、試験のみでなく日常の保育現場で大変役に立っています。子どもたちからもう一回、もう一回とせがまれて3回くらい話をすると、そろそろ10分経過と自分でわかるので時間管理が凄くやりやすく、色々な場面で使わせて頂いています。今後レパートリーを増やしたいと思っています。ありがとうございました。


Y.S 東京都受験 

 音楽表現38点、言語表現39点(おむすびころりん)



T.S 東京都受験 

 造形表現34点、言語表現43点(おむすびころりん)


 この度、実技試験に合恪させて頂き、先生方には本当にお世話になり、有り難うございました。

 1人で実技試験の勉強をするのは難しいと思い、二つの科日を受講しました。

 造形も言語も苦手で、初めのレッスンでは試験合格には程遠いと実感しましたが、何とか一回で合格したいと思い、先生からの繰り返しのアドバイスで少しづつ上達させて頂きました。

 先生方からの毎回の宿題は、言語は仕事の往復時に白転車をこぎながら、ブツブツ素話の練習をして帰宅後に自分で動画を撮って、練習を毎日しました。

 造形は、毎晩、苦手な人の顔や手足や体など部分部分をひたすら練習してから一枚の絵を仕上げました。最初は下描きに1時間もかかり、深夜に寝ることも多い1ヵ月でした。

 合同レッスンの模擬試験では本当に緊張しましたが、本番はこの経験のおかげで何とか全力を山すことが出来ました。個人レッスンで、机でのお絵描きの風景を練習していたのでとても助かりました。粘士遊びは職場の年長の園児の粘土作品を見ていて、子ども達が楽しく粘土遊びをする姿をイメージしながら描きました。ただ、時間が足りなくて全体の塗りが雑になってしまい、子どもの顔も小さく描いてしまいました。

 最近、イラストやマンガを見ると、指や足の細部を気にして見るようになりました。


Y.T 東京都受験 

 造形表現36点、言語表現31点(おむすびころりん)


 造形表現は、本当に大変でした。はるか昔、中学校で美術の授業でお絵を描いて以来の事。

 鉛筆、消しゴム、紙に始まり、1から100までスクールにお世話になりました。100枚まとめ買いした用紙の裏表、120~140枚位描いたでしょうか。せめて、構図(子ども、先生の配置、動作など)を工夫し、保育園生活の楽しい日常が表現出来る様に描こうと、心がけました。36点には満足しています。

 言語表現は、普通に練習して落ち着いて語れば大丈夫だろうと自信があり、東京保育実技スクールでのレッスンは受講せずに、独学で臨みました。試験当日も、自己評価では上手に出来たと自信がありましたが、結果は31点と予想を下回るギリギリの点数でした。

 振り返ってもどこが悪かったのか、何が減点の対象になったのかわかりません。 

 今後受験される方へ、採点基準はどこなのか、点数を取る為の言語表現とはどういう事なのか、レッスンを受講された方が良いと思います。そうすれば安心して試験にのぞめるでしょう。


H.T 東京都受験 

 音楽表現30点、言語表現45点(おむすびころりん)


 科目ですが、わたしは絵を描くのが苦手なので、消去法で音楽と言語を選びました。

 音楽は個人レッスンを4回受けました。ピアノはきちんと弾いたことはなく、小学校の音楽の授業で鍵盤ハーモニカを弾いた経験だけです。

●1回目:主旋律(右手)とその指の動かし方を習いました。独学では「指の動かし方」という認識がまるでなかったため、かなりすっきりしました。

●2回目:伴奏(左手)が入ると、できていた右手もまるでできなくなりましたが、和音なしの伴奏で乗り切ることにしました。

●3回目:明らかな練習不足で伴奏の出来も中途半端でしたが、「歌」が入った途端、全くダメになりました。いつでも少しでも練習できるようにロール型のキーボードを購入しました。

●合同レッスン(模擬試験):自分的にはそれなりに(80%)くらいには仕上がったつもりで臨みましたが、鍵盤の位置を1オクターブ間違え、それすら気づきませんでした。この模擬試験がなければ、試験本番当日にこういう状態になっていたと思います。

●4回目:本番だと思って臨み、出来は80%。残り数日、これならいける!とは思いましたが、元のスキルが低すぎるために、妥協を許さず、過去にないほど真摯に取り組みました。ロールピアノでいつでもどこでも練習するように努めたり、職場にあるピアノを弾いたり、できる限りのことをやりました。

●試験当日 言語表現は自分では出来が良かったと思います。それから音楽表現まで待ち時間の3時間、気を抜かず練習をし続けました。この時点で90%くらいの出来を維持していたので、自分の中では「盤石」と思っていました。

 審査官の一人が男性だった、というそれだけの想定外、というところからの動揺で、完全に「正常じゃない状態」でのスタートになりました。

 1曲目「どんぐりころころ」2小節目で躓き、あれだけ練習したのにどこに戻って弾き直せばいいのかわからなくなり、完全に頭が真っ白になりました。その後も何音か間違えて叩き、合計で3秒くらい停滞もしましたが、曲の流れを切らさないことを意識して歌い切りました。もう完全に「終わった」と思いました。

 2曲目「バスごっこ」はむしろ吹っ切れて、やった分だけ精いっぱいやろう!と思いました。意識の中では「冷静冷静!大丈夫!」と思っていましたが、既に全く我を忘れた状態でした。いくつかのミスタッチがありましたが、同様に曲の流れを切らさないことを意識して何とか終了。ただ「おとなりへハイ」の「ハイ」を歌えなかったことに建物を出てから気づきました。この時点では「合格する要素なし」とすら思っていました。

 結果、なぜか!の合格。とりあえず合格して良かったです。せっかく始めたピアノも、このまま続けていきたいと思っています。

 わたしのレベルでは独学では絶対に合格に到達できなかったであろうこと、試験の全体像の理解や、特に合同レッスンでの模擬試験形式による実践の経験(失敗の経験)は必須だったと思っています。ありがとうございました。


M.T 東京都受験 

 音楽表現33点、言語表現44点(ももたろう)


 本番の試験ではとにかく緊張しましたが、個人レッスンと、合同レッスンで人前で話す練習ができたおかげで、言語では自信をもって試験に臨むことができました。

 言語表現から音楽表現の試験まで4時間位空いていたのですが、控室はどこも満席で座れず、外をウロウロしたりして、待ち時間の間に少し疲れてしまいました。ただ、東京保育実技スクールの合同レッスンでご一緒だった何人かとお会いすることができて、とてもホッとしました。試験まで誰にも会わなかったら心細かったなーと思います。

 東京保育実技スクールは、自宅から遠方でしたしレッスン料もかかるので受講するかどうか少し悩みましたが、先生のレッスンを受けたことが合格につながったと確信しています。

 4月から念願の保育士になれることを今からとても心待ちにしています。芳賀先生、ありがとうございました。


U.K 東京都受験 

 音楽表現37点、言語表現38点(3びきのやぎのがらがらどん)


 わたしはもともと緊張しやすく、本番に弱いタイプです。練習の時はうまくいっているのに、本番になるとあがってしまい失敗することが多かったです。そのため、実技試験の前に本番さながらの模擬試験を体験しようと思い、東京保育実技スクールの合同レッスンの受講を決めました。

 大勢の中でのお話し、ピアノは、やはり緊張して、何をしゃべったのか・・・もわからないくらいで、口調も変になっていたようです。自分では気づいていないことを先生から指摘して頂き、アドバイスを頂けたので大変参考になりました。

 試験では、言語はやはり早口になっていたようで、少し時間が余ってしまいました。

 音楽は、少し間違いもありましたが、最後まで止まることなく弾くことができました。歌も楽しく歌うことを心がけました。

 試験会場では、一緒に合同レッスンを受講したメンバーの顔があり、声をかけてもらったりして気持ちがリラックスできました。

 無事合格することができました。感謝の思いで一杯です。東京保育実技スクールの合同レッスンを受講して良かったです。


Y.N 東京都受験 

 音楽表現35点、言語表現45点(おむすびころりん)


 実技試験の具体的な流れは、合同レッスンのときに聞いていたので、当日は戸惑うことなく試験に臨むことができました。

 一点教えていただいたことと異なっていたのは、言語表現の試験で、タイムキーパーがいなかったことです。ですが、試験は問題なく受験できました。

 人前で話す、ピアノの弾き歌いをするという慣れないことをするので、事前に合同レッスンを受講して場馴れすることは非常に有効だと思います。自分がどれだけ緊張してしまうのかわかるだけで、当日落ち着いて受験できました。

 ご指導ありがとうございました。